セゾン投信は投資初心者にうってつけの投資信託である。

 

2021年10月現在、セゾン投信の「グローバルバランスファンド」の評価額は147万ほど。119万投資しているので、23%の利益が出ている。「資産形成の達人ファンド」の評価額は252万、投資額は173万で、45%の利益だ。

 

正直、貯金しか知らなかった私にとっては、恐ろしく良い運用益と感じた。もちろん、他の株や不動産についてはあまり知識もないので、比較はできないのだけれど。

 

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に35000円、「セゾン資産形成の達人ファンド」45000円から毎月積立でスタートして、途中で一部売却したり、NISAだけでなく一般でも1万ずつ投資を始め、今はそれぞれ80000円ずつ(NISA  5万円、一般 3万円)の投資に落ち着いてる。セゾンに毎月16万も突っ込んで投資しているなんて、投資信託を始めた頃からは信じられない。

 

NISAに比べると、一般の方は金額は小さいが、以下の通りだ。

 

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:評価額30万、取得額25万、運用益19%

セゾン資産形成の達人:評価額35万、取得額26万、運用益34%

 

2つの投資信託の違いとしては、「グローバルバランスファンド」が50%が株、元本が保証されている債権に50%、世界中に分散投資しているため、安定性を重視している守りの投資信託だ。また、バンガードというアメリカの投資会社のインデックス・ファンド(株価指数やあらかじめ登録された銘柄などに連動する投資信託)を通じて投資していて、運用するための人手が介在していないため、運用コストが0.57%と低めに設定されている。

 

一方、「資産形成の達人ファンド」は、海外の株式中心の攻めの投資信託である。前者と違い、アクティブ・ファンドと呼ばれ、調査会社の人間が個別の株式を調べて、預かったお金で株を売ったり買ったりして市場よりも大きい利益を出そうと頑張っているので、良いときは良いが、悪いときは悪くなるリスクもあり、調査や売り買いのための人手の分、運用コストも1.35%と高い。

 

セゾン投信は、とても敷居が低くて、投資自体が初心者である私にとって適した投資信託だった。

 

この2つの投資信託は、投資信託のブロガーが選ぶFund of the Yearの常連なので、世の中の評価も悪くない。

 

何より、一番良いのは、セゾン投信が守りのグローバルバランスファンドと攻めの資産形成の達人ファンドという、違いがわかりやすい2つのファンドだけを提供しているところだ。

他の会社だと、数百数千、数多ある投資信託から何を選べばよいか、それぞれどんな違いがあるかすらもわからず、途方に暮れてしまうが、このセゾン投信は2つしかないし、違いもハッキリしているので、初心者でも理解しやすい。

 

以下がWebのマイページになるが、とてつもなくシンプルである。

 

 

 

 

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積立の設定や住所変更等が書類を取り寄せて、書類を返送して、反映を待って・・・の「紙対応」なのが玉にキズではあるが、それ以外については文句のつけようがない。

 

というわけで、セゾン投信は投資初心者にとってうってつけの投資信託であると言えると思う

 

セゾン投信投資信託を始めて良かったと思うし、これからも続けたいと思っている。

 

 

 

www.saison-am.co.jp

まずは投資信託から始めてみよう

 

結婚したとき、私はほとんど資産を持っていなかった。正確に言うと、30万円ほどだ。

 

ギャンブルや車・バイクなどお金のかかる趣味は特にやらなかったが、年に2回ほど一人でも海外旅行、月に二回以上は東京にいる友人や彼女と会うために宇都宮から東京へ、自炊はしなかったので基本毎日外食…そんな生活をしていたら、貯金なんてなかったし、投資のことを考える暇もなく、お金は右から左へ流れていった。

 

結婚する直前、同い年28歳の彼女にいくら貯金しているかを聞いてみたところ、500万近く貯金があり、驚いた。逆に、彼女も私の貯金額を聞いて、驚いたようだった。

 

結婚して一緒に住むようになると、生活のインフラ(家賃、電気ガス水道、インターネット)が半分負担になるだけでなく、交際費や食費も減ったため、ようやく私に投資について考えてみるかという余裕ができた。

 

ちょうど2014年からNISAが始まり、余裕資金の使いみちや今後の子供や老後への備えについて検討するタイミングとしては、良好であった。

 

ただ、投資と言っても、選択肢は膨大にあった。

 

株、外貨、投資信託、保険、不動産…そして、株と一口にいっても、どの株に投資するかはまた何千何万とある選択肢の中から選ばなくてはならない。

 

私は何から手をつけていいかわからなくなったので、投資に関する書籍を読み漁ってみたが、どの書籍にも共通するのは分散投資である。

 

ウォール街のランダム・ウォーカー」でも「卵は一つのかごに盛るな」という説をアメリカの市場データを使って論理的に実証している。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VR1CCHV/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

もちろん、資産に余裕があれば、自分で世界中の投資先に分散するのが一番良いのだろうけど、サラリーマンである私にはそれは難しいし、どの投資先が適切なのかを調べる時間も余力もないので、投資信託からはじめてことにした。

 

中野晴啓さんが書いた「投資信託はこの9本から選びなさい」は、初心者がとっつきやすい、以下の3点を抑えたファンドを紹介している。

 

1、コストが安く、2、分散投資 3,人気な(資金総額がずっと増えている)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B00EE12V1M/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

中野晴啓さんはセゾン投信の社長でもあるので、セゾン投信のファンドが2つ含まれていて、ポジショントークというか手前味噌な気もしなくもないが、投資信託に限らず、金融知識としても有用な本であった。

 

私はこの本を読んで、紹介されていたいくつかのファンドに投資してみることにした。

 

投資するにあたり、いくら投資すべきか・いくら貯蓄に回すべきかについて妻と検討してみたが、結論としては200万円ほど現金を持っていれば、有事の際には対応できるということになったので、それ以外は投資に回すことにした。

 

引越しや車の購入などは、前もって現金を準備する余裕があるので、突発の入院や怪我などで必要な金額くらいがあればよいという結論になった。妻の会社も私の会社も、高額な医療費に対しては健康保険から還付されることがわかったので、還付されるまでに必要な金額さえ持っておけば良い。

 

セゾン投信でいうと、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに35000円、セゾン資産形成の達人ファンドに45000円で積立投資をはじめた。

 

上記以外だと、SBI証券で 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)に30000円、三井住友TAM-SMTグローバル株式インデックス・オープンに30000円、三井住友TAM-世界経済インデックスファンドに40000円。そしてユニオン投信に50000円。

 

生活費以外の二人のお金をほとんど全て投信に突っ込んだようなもので、私の両親は良い顔をしなかったが、妻と私は合理的な判断ができたと考えていた。

 

次回からはそれぞれのファンドの運用成績を紹介しようと思う。

序文〜FIREとの出会い〜

20歳を越えてから自分の年齢に対して何の感慨もなくなり、 自分の誕生日を迎えても何も感じなくなったが、今年で34歳にな った。もはや30代中盤にさしかかる。
 
 
 
皆が思っていることかもしれないが、子供の頃に描いていた34歳 はもっとしっかりしてると思っていた。未来への展望を描き、 それに向かって一直線で、悩みもなく…
 
 
 
私の場合、実際の34歳はそんなにしっかりしてなかった。
 
 
 
入社時に抱いていた仕事に対する熱い気持ちはいつの間にか失われており、仕事で自分の夢を実現したいとか役員になりたいとか、そんな思いは持たず、上から降ってきた業務と子供の世話に追われる日々だ。
 
 
 
大手メーカーのHondaに勤めて12年。法人営業の部門の中でそこそこうまくやって来たのかと思う。結婚生活7年、子供は 3歳。めちゃくちゃリッチというわけでもないけれど、共働きでお金に不安もない。幸せといえば、幸せ。
 
 
 
でも、一方で、喉に引っかかった魚の小骨のように、「このままで良いのか」という思いも常々感じていた。
 
 
 
ただ、自分で起業するほどのバイタリティは持ち合わせていなければ、特に、お金をつぎ込みたい趣味があるわけでもない。そこそこ好きなこと(旅行、神社仏閣巡り、お酒)を楽しみつつ、育児と仕事のバランスを保って、老いていくのだろうなと、うっすら考えていた。
 
 
 
ある日、家族と車で買い物に行った帰り、子供が寝てしまったため、私は子供向けの音楽からPodcastのNewsPicksに変えた。
 
 
 
その中で欧米の若者に「FIRE」という生き方が流行しているという話が紹介された。
 
 
 
Financial Independence
Retire Earlyの頭文字をとって、経済的自立を達成し、不労所得で生活費をもらいつつ、30代や40代といった若い年齢で会社を退職する。今までの早期退職との違いは、退職してお金のかかる趣味や海外旅行を楽しむわけでもなく、消費を抑えながら今まで通りの暮らしを維持する点だ。彼らがFIREによって手にするのは、「会社に縛られない自由」である。
 
 
 
FIREを達成して、社会起業家になる人もいれば、生活コストの低い田舎での暮らしをする人もいる。様々である。
 
 
 
NewsPicks
 
 
 
Amazon MusicでNewsPicks Talk Roomの#027 働かずに収入を得る。30代で会社を卒業。「FIRE」という生き方をチェック。
 
 
 
 
 
話を聞いて、ハッとした。
 
 
 
休みが土日だけ、 年に三回の長期連休なんていつ誰が決めたんだろうか。
 
 
 
自分は特にやりたいことがあるわけでもないし、FIREの先になにがあるのかはわからないけど、自分の心の中に熱い気持ちがたぎるのを感じた。
 
 
 
投資自体は結婚してから資産形成を目的に2015年から始めてい たので、その活動がFIREと結びつくのを感じた。
 
 
 
その後、FIREに関心を持ち、「FIRE最強の早期リタイア術」を読んだ。こちらの内容は追ってサマリーを共有したい。
 
 
 
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このブログではFIREを目指す私の考えや活動をまとめつつ、その内容が読者の参考になれば嬉しく思う。