序文〜FIREとの出会い〜
20歳を越えてから自分の年齢に対して何の感慨もなくなり、 自分の誕生日を迎えても何も感じなくなったが、今年で34歳にな った。もはや30代中盤にさしかかる。
皆が思っていることかもしれないが、子供の頃に描いていた34歳 はもっとしっかりしてると思っていた。未来への展望を描き、 それに向かって一直線で、悩みもなく…
私の場合、実際の34歳はそんなにしっかりしてなかった。
入社時に抱いていた仕事に対する熱い気持ちはいつの間にか失われ ており、仕事で自分の夢を実現したいとか役員になりたいとか、 そんな思いは持たず、 上から降ってきた業務と子供の世話に追われる日々だ。
大手メーカーのHondaに勤めて12年。法人営業の部門の中でそこそこうまくやって来たのかと思う。結婚生活7年、子供は 3歳。めちゃくちゃリッチというわけでもないけれど、 共働きでお金に不安もない。幸せといえば、幸せ。
でも、一方で、喉に引っかかった魚の小骨のように、「 このままで良いのか」という思いも常々感じていた。
ただ、 自分で起業するほどのバイタリティは持ち合わせていなければ、 特に、お金をつぎ込みたい趣味があるわけでもない。 そこそこ好きなこと(旅行、神社仏閣巡り、お酒)を楽しみつつ、 育児と仕事のバランスを保って、老いていくのだろうなと、 うっすら考えていた。
その中で欧米の若者に「FIRE」 という生き方が流行しているという話が紹介された。
Financial Independence
Retire Earlyの頭文字をとって、経済的自立を達成し、 不労所得で生活費をもらいつつ、 30代や40代といった若い年齢で会社を退職する。 今までの早期退職との違いは、 退職してお金のかかる趣味や海外旅行を楽しむわけでもなく、 消費を抑えながら今まで通りの暮らしを維持する点だ。 彼らがFIREによって手にするのは、「会社に縛られない自由」 である。
FIREを達成して、社会起業家になる人もいれば、 生活コストの低い田舎での暮らしをする人もいる。様々である。
NewsPicks
話を聞いて、ハッとした。
休みが土日だけ、 年に三回の長期連休なんていつ誰が決めたんだろうか。
自分は特にやりたいことがあるわけでもないし、 FIREの先になにがあるのかはわからないけど、 自分の心の中に熱い気持ちがたぎるのを感じた。
投資自体は結婚してから資産形成を目的に2015年から始めてい たので、その活動がFIREと結びつくのを感じた。
その後、FIREに関心を持ち、「 FIRE最強の早期リタイア術」を読んだ。 こちらの内容は追ってサマリーを共有したい。
このブログではFIREを目指す私の考えや活動をまとめつつ、 その内容が読者の参考になれば嬉しく思う。